マネックス証券の評判や口コミ:新NISA可能?手数料は? 強みは?

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「マネックス証券って実際どうなの?」「手数料は高いの?米国株に強いって本当?」そんな疑問や不安を抱えて、今この記事にたどり着いたのではないでしょうか。ネット上には良い口コミもあれば、悪い評判もあり、どれを信じればいいのか迷ってしまうものです。本記事では、リアルな利用者の声と筆者自身の使用経験をもとに、マネックス証券の「本当の評判」を丁寧に解説します。初心者の方はもちろん、証券会社を見直したい中級者の方にも役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

マネックス証券の基本情報

マネックス証券は、1999年に設立された日本を代表するネット証券会社の一つです。現在ではマネックスグループの中核企業として、個人投資家を中心に広く利用されています。
株式投資だけでなく、投資信託、債券、先物・オプション取引、外国為替(FX)、暗号資産(仮想通貨)まで、幅広い商品ラインナップを取り扱っているのが大きな特徴です。

また、近年は特に「米国株取引」に力を入れており、約4,000銘柄以上の米国株が取り扱われています。他社と比較しても、米国株の取り扱い数・利便性ではトップクラスと言えるでしょう。さらに、投資情報ツールの「銘柄スカウター」や、豊富なマーケット情報、ロボアドバイザーによるアドバイス機能など、初心者から上級者まで幅広くサポートできる体制が整っています。

マネックス証券の株式売買手数料は? 他社と比較して高い !?

株式売買を行う際、気になるのがその手数料です。ここでは、米国株と日本株の現物株売買を中心に、それを簡潔に見ていきましょう(何れもインターネット取引を前提としています。2025年5月現在)。

まず、米国株からみていきましょう。マネックス証券の現物米国株の売買手数料は、

  • 売買手数料:約定代金の0.495%(税込)

  • 最低手数料:0米ドル (約定代金:1.1010米ドル以下)

  • 上限手数料:22米ドル(税込)

となっています。

筆者は、マネックス証券以外に、楽天証券、松井証券でも米国株投資をしていますが、両社の売買手数料は以下のようになっています。

楽天証券の現物・米国株の売買手数料:

  • 売買手数料:約定代金の0.495%(税込)

  • 最低手数料:0円 (約定代金:2.22米ドル以下)

  • 上限手数料:22米ドル(税込)

松井証券の現物・米国株の売買手数料:

  • 売買手数料:約定代金の0.495%(税込)

  • 最低手数料:0米ドル (約定代金:2.22米ドル以下)

  • 上限手数料:22米ドル(税込)

これをみると、各社の間にほぼ違いがないことが分かりますね。推測になりますが、米国株投資では老舗格のマネックス証券の手数料に、他社が寄せている印象があります。

一方で、日本株 (現物) の売買手数料についてはどうでしょうか。マネックス証券に限らず、国内の主要なネット系証券会社では、1取引ごとに手数料がかかるコースと、一日の手数料が定額となる (但し約定代金合計代金により変動) コースの2パターンが用意されていて、利用者はどちらかを選択できるようになっているところが多いです (但し、後述する松井証券は、後者のコース [同社HP上の表現では「ボックスレート」)に一元化されています)。

まずマネックス証券の前者のコースでは、最低の手数料 (全て税込) が55円 (約定代金 ~5万円以下)、その後、99円 (約定代金 5万円超~10万円以下)、115円 (約定代金10万円超~20万円以下)・・・と上がっていき、最大が1070円 (約定代金 3,000万円超) となっています。また後者の1日一定額のコースでは、最低代金が550円 (1日の約定代金合計が100万円以下)で、その後、1日の約定代金合計100万円超、約定代金300万円ごとに2750円となっています。

同様に、楽天証券の前者のコースでは、55円 (約定代金 ~5万円以下)、99円 (約定代金 5万円超~10万円以下)、115円 (約定代金10万円超~20万円以下)・・・と上がっていき、最大が1070円 (約定代金 3,000万円超) となっていて、後者のコース (“いちにち定額コース”では、最低代金が0円 (1日の約定代金合計100万円まで)、1日の約定代金合計100万円超~200万円以下が2200円、同200万円超~300万円までが3300円 (以後、100万円増えるごとに1,100円を追加) となっています。

最後に、松井証券では、1日の約定代金合計で、手数料がシンプルに決まる「ボックスレート」制が採用されていて、最低代金が0円 (1日の約定代金合計50万円まで)、その後、1日の約定代金合計50万円超~100万円以下が1100円、同100万円超~200万円までが2200円 (以後、100万円増えるごとに1,100円を追加) となっています (但し、同社HPでは、25歳以下は全て無料と記載)。

以上、3社の現物の日本株の売買手数料についてみてきましたが、結論としては、各社とも、それ程大きな差異はないと言えるのではないでしょうか。この記事を書く上で色々調べていると、マネックス証券は、米国株投資には向いているけれど、頻繁に日本株投資を行う人にとっては向いていない、といった見方も散見されました。確かに、楽天証券、松井証券の1日定額の最低代金0円 (楽天証券は1日の約定代金合計100万円まで、松井証券では1日の約定代金合計100万円まで) は魅力的で、日本株 (現物)の少額取引を比較的こまめに行われる人にとっては、マネックス証券以外の選択肢が入ってくるかと思います。しかし、初心者をはじめ多くの人がそうだと思いますが、デイトレ的に頻繁に (少額)投資を行う人以外にとっては、(手数料の観点からは) どの会社もそれ程差が無いように筆者には映りました。このことは、証券会社選びの際、投資関連情報の充実度や、電話サポートなどのカスタマーサポートの充実度 (アクセシビリティの容易さを含めて)、取引ツールの使いやすさ等といった別の要素が重要になってくる、と言えるのではないでしょうか。

また、マネックス証券では、1株から取引できる(購入できる) “ワン株” (単元未満株)の取扱があるのも魅力かと思います (筆者も幾つかワン株制度を利用して現物株を購入しています)。魅力的で買いたいけど、単位株(100株)だと高すぎて手が出ない…といったときに、1株から購入できる制度は有難いですよね (手数料は、買付時0円、売却時が約定代金の0.55%となっています)。楽天証券でも同様の単元未満株投資の制度があります

マネックス証券を利用した私の口コミ・感想

筆者は元々、米国株投資を行うために、国内の米国株投資ではパイオニア的存在である  マネックス証券に口座開設し、もう20年以上のお付き合いになります。何よりも、米国株の取扱数が抜群に多いこと、投資するために必要・有益な情報が充実していること等が 決め手になりました。近年では、他社 (楽天証券やSBI証券など) の米国株取扱数もマネックス証券と同等レベルまで増えてきており、筆者は、他社での米国株投資も行っておりますが、新規での米国株投資を行う際には、まずマネックス証券を第一に考えています。

マネックス証券でのこれまでの米国株投資経験において、特に良かったと思える点は、 (米国の株式市場が開いている) 日本の深夜時間にも電話サポートがあり、それも比較的容易に繋がりやすいという点。特にコロナ禍以降、一般に電話サポートが縮小している印象がある中、これは助かりますよね。

また、上記にもありますように、同社の代表的ツールである「銘柄スカウター」は、日本株だけでなく、外国株 (米国株、中国株) にもあり、過去10期以上の通年・四半期ごとの業績推移、過去10年にわたって業績をスクリーニングできる「10年スクリーニング」、株価に大きく影響を及ぼしやすい決算発表予定日を確認できる「決算スケジュール(表示)」機能など、投資 (売買) を行う際に重要なリサーチ機能や情報も充実しているところが魅力かと思います。初心者の方は情報量の多さ等で分かりにくいところもあるかも知れませんが、少し慣れると、投資を行う上での必要十分な情報が揃っており、強い味方になると思いますよ。

筆者は通常、スマホではなく、パソコンで米国株の売買を行っています。米国株の場合、TradeStationというツールを用います。慣れれば特に問題はないレベルですが、もう少し視認性や操作性が良くなると、もっと使いやすくなるのになぁという印象はあります。また、他の方の口コミ等でも散見されますが、ドル⇔円の為替転換 (為替取引) の操作もやや煩雑な印象がありますので、このあたりは今後、改善してよりスムーズにしていただきたいなと思います。

マネックス証券の良い口コミや悪い評判をまとめてみた!

ここからは、マネックス証券のネット上の評判や口コミをご紹介していきます。色々と調べてみると、良い口コミだけでなく、悪い口コミを含め中立的な口コミもありました。

マネックス証券の良い評判や口コミ:

マネックス証券の中立的口コミ含む良くない評判や口コミ

マネックス証券をおすすめする人

  米国株や中国株への投資を検討している方

  • マネックス証券は米国株の取扱銘柄数が約5,000銘柄と豊富で、中国株も取り扱っています。

  • 米国株・中国株の取引手数料は実質無料(全額キャッシュバック)対象で、コスト面でも有利です。


 IPO(新規公開株)投資に興味がある方

  • 取り扱うIPOの銘柄数が多く、抽選方式は完全平等抽選。

  • 大口投資家や取引量による優遇がなく、誰にでも当選チャンスがあります。


  投資信託の積立を行いたい方

  • 投資信託の申込手数料はすべて無料。

  • クレジットカード積立により、最大1.1%のポイント還元が得られます(マネックスカード利用時)。


  高機能な投資ツールを活用したい方

  • 「銘柄スカウター」などの分析ツールが無料で利用可能。

  • 決算データ、業績推移、PER比較など、個別銘柄分析に便利な機能が揃っています。


  dポイントを活用したいドコモユーザーの方

  • NTTドコモと連携しており、dポイントで投資信託を購入可能。

  • ドコモ経済圏の活用を考えている方にも魅力的。


  単元未満株(ワン株)で少額投資を始めたい方

  • ワン株の買付手数料は無料。

  • 1株から購入できるため、まとまった資金がなくても分散投資がしやすい。


  NISAやiDeCoを活用して資産形成を考えている方

  • 一般NISA、つみたてNISA、iDeCoすべてに対応。

  • 対象商品の売買手数料が無料、非課税メリットを最大限活かせます。

マネックス証券をおすすめしない人


● 米国株や中国株以外の外国株にも投資したい方

  • マネックス証券が取り扱う外国株は、米国株と中国株に限られています。

  • 東南アジアやヨーロッパ市場など、他の国の株式にも分散投資したい方には、他社の方が選択肢が広がります。


● スマートフォンアプリの操作性を重視する方

  • マネックス証券のスマホアプリは情報量が多く、やや上級者向けの設計。

  • 「シンプルで直感的に使いたい」という初心者やライトユーザーには使いづらいと感じる可能性があります。


● NISA口座で米国株を手間なく運用したい方

  • NISA口座で米国株を購入する際に、外貨振替の操作や為替手続きが必要となり、初心者には手間に感じられることがあります。

  • SBI証券などでは、自動為替・自動入金に対応しており、よりスムーズな取引が可能です。


● 高機能な投資ツールをすべて無料で使いたい方

  • 一部の高機能ツールは、取引条件を満たす必要があるか、有料での提供となっています。

  • 常時、無条件で無料のツールを使いたい場合は、他社の方が制約が少ない場合もあります。

総括:どういうスタイルの人が向いているのか?

ユーザー像 マネックス証券は? 理由
米国株中心の中長期投資家   ◎ 米国株取扱い数・ツールが最強クラス
情報を活かして自己判断したい投資家   ◎ 銘柄スカウターなど分析機能が豊富
仮想通貨も視野に入れている人   ○ コインチェック連携がスムーズ
国内株を毎日売買するデイトレーダー   △ 手数料体系がやや不利
スマホ完結・操作性重視の初心者   △ アプリに慣れるまで時間がかかる

マネックス証券の会社情報

項目 内容
会社名 マネックス証券株式会社(Monex, Inc.)
設立 1999年5月
所在地 〒107-6025 東京都港区赤坂1丁目12番32号 アーク森ビル25階
電話番号 0120-234-285
代表者 代表取締役社長 清明 祐子
公式サイト https://www.monex.co.jp/

(*2025年5月現在)

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